柿の木に実がなるまでをご紹介「佐渡の柿」

さどうちもんでは剪定から収穫までをすべて手作業で行っています。

すべては安心安全に、美味しくみんなが笑顔になれる柿をお届けしたいから。

参考までに、さどうちもんが毎年行っている柿の木に実がなるまでを簡単にご紹介していきます。

目次

【おけさ柿】果樹、柿の園地の冬場の作業【1月~3月】

柿の実の生育を良くするために選定作業を行います。下向きの枝や真上に伸びている徒長枝を切る作業です。

剪定を正しくやることで、養分が木全体に行き渡るようになります。

また画像のように木の表面にコケが生えているのでこそぎ落とします。木の表皮の内側に害虫が越冬しているので、園地の害虫の抑制になります。

大きい柿の実ばかり作って玉数を少な目にするか、中くらいの柿の実をたくさん作るかで剪定方法・管理に差が出ます。

なお、後者のほうが枝が密集する傾向にあります。画像の切った枝の右側の太い枝が多いのは、私の身長では作業しづらい低い位置の枝を切ったためです。

自分のやりやすいように毎年剪定して行くことで、効率の良い樹形が出来上がります。

【おけさ柿】つぼみが付き始める。4月~6月の作業

5月上旬になると蕾が見えるようになります。

5月中旬くらいから摘蕾(つぼみを減らす)作業が始まります。

蕾を全部実にすると、ピンポン玉くらいの柿になってしまうので、蕾を減らして大きな柿を結実させるようにする作業です。

5月下旬になると蕾の中の柿の実になる部分を目視で確認できるようになるので、正常な形をしている蕾・実を残します。この作業は手作業でハサミを使って、蕾を切除するので手間がかかります。

【おけさ柿】7月の作業

果実の間引き作業と夏枝(徒長枝)の管理が主な作業になる。梅雨時期なので病気に注意し、しっかりと適期に防除を行う。

梅雨時期に徒長枝が多いと果実が整理落下するので、徒長枝は梅雨時期になるべく切っておく。

枝数が減ることで、農薬のかかりも良くなるので、夏枝管理は大切です。足元に全く光が差さない園地は、枝が混んでいるため病気が発生しやすいです。

足元の草も高さ1mを超すほど伸びるので、風通し作業性のために的確に草も刈っておく。害虫が足元の草に住み着くので刈っておくのが安心です。

最近は厳しい夏なことが多いので、木の上の方になっている実は日焼けする。そのため事前に取って置く。

主枝より30cm以上の実は基本的に取り除いたほうが良い。変な形の実や食害などある実も見つけ次第取り除く。

正常な実と取り除く実の例
虫の食害を受けて、表面をかじられている実
果頂部がくぼんでる実、等級が落ちるので、個人の判断で落とす。
変形果、形が変なので価格が付かない、見つけ次第落とす。
正常な柿の実
正常な柿の実

【おけさ柿】8月の作業

園内の実の状態を見て、食害や変形、日焼けした実を落とします。また画像のように1本の枝に密集している実を1つだけ残すように落とします。

園内の地面に生える草を刈って虫の発生を防いだり、農薬を散布して柿の木の病気と虫による食害を防ぎます。台風など風害が考えられるときは、枝を支えるために支柱を設置したり、紐で支えたり枝が折れない作業を行います。

下の写真は水分が足らなくて葉の成長が遅く、水分の蒸発を防ぐために葉が巻いている様子です。柿の木の枝先から水不足の症状が出てきます。

柿の木の先端(外周の葉)
柿の木の主幹と外周の中間の位置にある葉
柿の木の主幹の近くの葉(一番大きい)
水不足の園地の様子

【おけさ柿】9月の作業

柿のサイズが、大きい物だとLサイズくらいになってきました。

あと1カ月でどこまで肥大化するか。9月は柿園地の管理をしていく段階です。収穫までの最終防除も終わりましたので、今年の農薬の散布の仕事はおしまいです。

8月同様に、柿の実の見直しをして、出荷できない柿を取り除きます。日焼けした柿や、渇水などのストレスで黒い染みが出来た柿が目立ってきます。

B級品候補(左)、ブランド品候補(右)
染みが目立つので、売り物にならない柿(味に差は無し)
ゴマくらいの大きさの染みがある軽微な柿(B級品として出回ることが多い)

地面の草が伸びたら、刈り取って虫の発生を抑制する。実が大きくなることで枝が垂れ下がってくるので、移動式の機械で刈りにくくなるので、刈り残った場所は手作業で刈る。

柿の木の根元にアスパラガスの不要な茎を置いておく(草の抑制と若干の肥料効果)

反射マルチの設置

日光を反射して下から柿の実の品質を向上させる道具です。朝梅雨の乾きを早くさせ実の表面の菌の発生を抑制するなどの効果があります。とても大きいアルミのレジャーシートみたいなものです。枝が低いところや、園地の日光が当たりにくい端などに設置します。

反射マルチを設置して柿のおいしさをさらに引き出す

わだちの埋め戻し

柿はとてもデリケート。

園地の中の段差のあるワダチを砂利で埋めて、トラックがガタガタ揺れるのを軽減したりします。収穫期に荷台の柿が大きく揺れると傷みます。収穫時期は忙しいので、その前に対応しておきます。

わだちを整備する前
砂利を敷き詰めてわだちを埋め戻し

【おけさ柿】10月作業:収穫!

枝の日当たりのいい場所から色付き始めるので、柿の色を確かめながら丁寧に収穫します。

1年の成果がはっきりとわかるので、今年はこんなだったなぁと思いだしながら作業します。

収穫時は、柿を傷つけないように、収穫用の手袋をして、丁寧にハサミを入れます。

最後に柿を丁寧に選別してお客様のもとへお届けします。

佐渡島の柿農家直営さどうちもん公式サイト【予約販売開始】

今年も柿農家が柿を直売いたします。注文後に脱渋してお届けいたしますので、美味しさは間違いなし。

果樹栽培に適した新潟県南佐渡の羽茂(はもち)地区の八珍柿(はっちんかき)を販売いたします。

八珍柿は種の無い珍しい柿です。八珍柿はおけさ柿の別名で、種ができないことが「越後の七不思議」のついで8番目に不思議ということから、別名「八珍柿」と呼ばれています。

今年は猛暑のため、見た目については「訳あり」扱いですが、甘味しっかり、とろける美味しさに変わりはありません。もちろん、種無しで食べやすいとても甘い柿です。

新潟県佐渡市より採れたての柿を直送いたします

新潟県佐渡市より柿を直売いたします。さどうちもんでは、ブランド品質級の柿を格安でお届けしています。

一般的にわけありと呼ばれるB級品だけではなく、最高級品により近いA級品の販売も行っております。

訳あり品はキズが少々目立ちますが、味についてはブランドレベルの柿と変わりありませんので、ぜひおいしさを堪能してみてはいかがでしょうか。

A級品(4,000円)

  • 収穫、渋抜き後に順次配送(配送予定は11月上旬以降)
  • 1玉のサイズは2L~L、1箱、約7㎏(30玉くらい)
  • 1箱の販売価格、4,000円(送料別)
  • 配送方法、ヤマト運輸(通常便)
  • 送料:地域で異なるため、申し込み時にご連絡します。
  • 送料の例:関東地方の場合1,530円(100サイズ)

宅急便運賃一覧表 信越 | ヤマト運輸

B級品(3,000円)

  • 収穫、渋抜き後に順次配送(配送予定は11月上旬以降)
  • 1玉のサイズはL~M、1箱、約7㎏(30玉くらい)
  • 1箱の販売価格、3,000円(送料別)
  • 配送方法、ヤマト運輸(通常便)
  • 送料:地域で異なるため、申し込み時にご連絡します。
  • 送料の例:関東地方の場合1,530円(100サイズ)

宅急便運賃一覧表 信越 | ヤマト運輸

送料(詳細)

赤枠で示した部分の送料が別途かかります。

関東へお送りする場合は1,530円です。

宅急便運賃一覧表 信越 | ヤマト運輸

その他

  • サイズが不揃いのため、個数が変わることがあります
  • のし、包装サービスは対応しておりません
  • 配送元の名称を変更したい場合は、その旨をメールに記載してください

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下記の申し込みフォームからご予約をお願いいたします。

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  • 銀行振込をご選択の場合、お知らせします銀行口座への入金を確認後に、入金確認および配送準備開始をメールにてお知らせします。
  • 発送タイミングは入金確認後、2~7日以内(土日祝含む)です。
  • 配送は11月上旬以降に順次配送します。
  • ご記入いただいた個人情報につきましては、当サイトが厳重に管理し、紛失や漏洩が発生しないように努めます。
  • ご記入いただいた個人情報は、上記の利用目的のみに使用し、第三者に提供することはございません。

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以下の二つがお選びいただけます。

  • 代引き
  • 銀行振込

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銀行振込

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